元気の素は「ありがとう」。
2日間に亘って行われた「東北地方太平洋沖地震チャリティーイベントあいおい古本市」を無事に終えることができました。これも、ひとえに支えてくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
このような時期でしたので、心配や不安といった心細さが尽きることなく頭をよぎり心を蝕みました。
あいおいブックラボが結成された頃にあった「ぼくの本好きが高じて…」という気持ちは、2011年3月11日を境に、パチンッとスイッチが「OFF」になるように消えてしまいました。
周囲から聞こえる声や視線だけではなく、「正解」を探し求める自分自身にも苦しみました。「ブックイベントなんて、なにも無理してやるようなことじゃないな」という気持もありました。
じゃあ、なんでイベントを開催することにしたのだろう?実は今もよく分からないんです。
やろうと決めたあとから、「被災地で懸命に生き抜く人たちのために、ぼくらにいったい何ができるのだろうか」と考えはじめました。その考えた結果が「灯を絶やさないように、当たり前の毎日を当たり前に生きること」だったと思います。
そこから、正しさを探し求めることはやめました。やれることをやろうと。
すると、やろうと決めた自分の背中を後押ししてくれるかのように、
たくさんの人から「ありがとう」という言葉をいただきました。
仲間からも、周囲の人たちからも。
そして、昨日も、一昨日も、たくさんの「ありがとう」をいただきました。
どんな言葉よりも、ぼくは「ありがとう」という、たった一言に勇気づけられます。
パチンッとスイッチは「ON」に戻りました。
《「笑顔」と「ありがとうのキモチ」があれば、どんなことだって乗り越えられる。》
持論というと大袈裟ですが、ぼくはいつもそう思って生きています。
人に伝える「ありがとう」も大好きなのですが、人からいただく「ありがとう」は最高にハッピーになれる魔法の言葉です。ぼくの「元気の素」。いや、誰にとっても…なはず。
ぼくに元気の素をくださった沢山の方たちに、今度はぼくが元気の素をお返したいと思います。
「ありがとう。心から、ありがとう。」
これで明日もまた、ぼくは前に進むことができる。