幼いころから、自分のための誕生会がキライだった。終わったあとのぽっかりとした淋しさがどうしてもいやだった。さっきまで仕合せの絶頂にあったはずなのに、オジャマシマシタの呪文が唱えられるやいなや突如としてセカイの果てまで弾き飛ばされる。たえら…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。