ハチドリのとまる場所。

大好きな本のこととか日々の考えなど、あれこれ。

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

徹子の部屋。

昨日の『あいおいブックラボ』プレトークをユーストリームの録画で観てみた(昨日のBlogから観られるようにしました)。もちろん嫁さんに見つからないようにコッソリと。大して喋っていないくせにトンチンカンな受け答えをしていて一人赤面した。はじめて「…

あいおいブックラボは何を目指す?

いよいよ今日です。どうしましょう…プレイベント・トーク 『あいおいブックラボは何をめざすのか?』砂金一平(あいおいブックラボ代表/あいおい文庫) 向井透史(古書現世/古本市部門チーフ) 南陀楼綾繁(ライター・編集者/イベント部門チーフ) 3月の…

読書とアンソロジーと饗宴と。

もう何度目だろう。バクスターの『愛の饗宴』を読み返した。いつも通り、なんでもない人たちによるなんでもない話。いつも通りに安心できる小説。いろんなカタチの「愛」が食卓の上に並べられた「饗宴」のような短編集で、読者はそこへやさしく招待されるの…

青さ、が眩しかったころ。

これはずいぶんと前に、どっぷり悩んで溶けそうだった大切な友人に宛てて書いたもの。読み返してみると恥ずかしいものだ。この時期の青さ、それはそれでよかったなあ。「いやなものは、いやだ」の百鬼園先生にだってこんな時代はあったのだから…。『 好 き …

本と読書が好きな理由。

こどもの頃、とくに読書が大好きな「本の蟲」ではなかった。でも、『本』は大好きだった。 ごく小さな小石に躓いて転ぶくらいに幼かった頃、うちにあった函入りの「ドラキュラの本」に僕は魅了された。ちょくちょく引っ張り出しては、見てはいけないものを見…

出逢いのバトンタッチ。

先日、地元の方から「あいおい文庫で音楽やりたいんだけど」「あいおい文庫で読書会をやってみたいんだけど」との申し入れが立て続けにあった。 ここは福祉施設なので、「お年寄りのためにやってあげたい」という方は多いのだけれど、「自分たちのための活動…

出久根さんのこと。

僕が強く「古本」を意識するようになったのは、出久根さんの本を読んだことが大きい。ほとんどの作品を読んでいると思うし、自分にとって大切な作品も多い。中でも、やはり一番最初に読んだということもあって「漱石を売る/出久根達郎 著(文藝春秋)」に特…

「身体のいいなり」のこと。

先日テレビを観ていたら、「緊張するとなぜ手足に汗をかくのか?」というような内容の番組をやっていた。ぼんやりと観ていたら、どうやらこれは身を護るために無意識下に身体が反応しているということらしい。 人はどんな時に緊張するのかというと…たぶん、…

「レンブラントの帽子」のこと。

これは、あいおい文庫で発行していた「あいおい文庫通信」(ホームページにも)に載せていた「レンブラントの帽子/バーナード・マラマッド 著」の紹介文。夏葉社さんがこの本を出してくれたことで、僕はマラマッドの小説を初めて知り、そして手に取って読む…

高橋美香さんのこと。

2011年3月26・27日に行われる「あいおいブックラボ」のイベントとして、フォトグラファーの高橋美香さんによる写真展とスライドトークが行われることとなった。■展示『高橋美香 写真展―パレスチナ・そこにある日常』@あいおい文庫 3月26日(土…

辞書のはなし。

先日、あいおい文庫に「広辞苑」の寄贈がありまして…今回は「辞書」のはなし。 僕は、『角川 国語辞典』(昭和44年初版)を長らく愛用している。 コイツは辞書ながらも凛としていて、「黒っぽい本」としての貫禄までもち合わせている。なぜか「日本文学史…

『あいおいブックラボ』という可能性。

相生橋のたもとに、元気でかわいい『あいおいブックラボ』が生まれました。相生橋のたもとには、「相生の里」というお年寄りのための施設があります。そして、その施設の中に「あいおい文庫」という小さな図書室があります。施設で暮らす人のために、本を愛…