ハチドリのとまる場所。

大好きな本のこととか日々の考えなど、あれこれ。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒグラシ文庫にて。

はやま一箱古本市の実行委員で打ち合わせ、というか呑み会。どこがいいかねえ、という連絡に即答で「鎌倉のヒグラシ文庫さん」と返した。 葉山がきっかけではあるけれど、あまりそこだけにこだわらず、地元の湘南でブックイベントをやりたいよね、という同志…

本の殺し屋。

高円寺にある古本酒場コクテイルさんのブログを読んでいたら、こんなことが書いてあった。 ≪あまり知られていないが、古本屋ほど本を捨てる職業はいない。古本の即売会が終わると、ゴミ収集車が来て、そこに古本屋は本を投げ入れる。本は折曲がり、つぶされ…

手紙を届けに。

彼女は思いつめた様子で、ひたすらそこいらを歩いてまわる どこへ行きたいの? うん、お父さんが待っているから お父さんはもういないんだよ うん、あっちで待っているから そうじゃなくて… うん、いいの 彼女は寝食も惜しんで、ひたすら歩いてまわる どこへ…

軌跡を読み返せる奇跡。

このブログをはじめて今日でちょうど1年になる そして去年の今日のちょうど一ヵ月後に東日本は大震災に見舞われた 1ヶ月前のワクワク感 1ヵ月後の絶望感 今もまだ昨日のことのように憶えている そして書くたびに 「11日」を思いだす 特別な意味をもつ日…

言葉のもつ意味とチカラ。

人の目をとおして新たな発見をする。 本を読んでいると、思いもよらないような視点と洞察力にハッとさせられることが多々ある。たとえば写真家で作家の星野博美さんの本を読んでいると、一篇ごとにうちのめされてしまう。そんなところに着目して、しかもそん…

福原希己江さんのこと。

先日、うたうたいの福原希己江さんにお会いした。 いつも思うのだけれど、音楽や絵(写真)でコトバを発する人たちは、実際に会って話をすると、その人の中にその人の音楽や絵を見つけることができる。これは作品ありきでお会いするからであって、本当は音楽…

蟲文庫さんのこと。

ぼくは「本の本」が好きでよく読むのだけれど、とりわけ「古本の本」が好きで、出ればすぐに買ってくる。それはどんな内容の本なのかといえば、古本屋を開業するまでのエピソードやその後の苦労ばなしだったり、または三度の飯より古本が好きだという「古本…