ハチドリのとまる場所。

大好きな本のこととか日々の考えなど、あれこれ。

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

漂着する場所。

《わたしは一度だけ自分に空想を許しました。木の枝ではためいているビニールシートと、柵という海岸線に打ち上げられているごみのことを考えました。半ば目を閉じ、この場所こそ、子供の頃から失いつづけてきたすべてのものの打ち上げられる場所、と想像し…

ほどほど。

今日からお酒を控えることにした。 でも、お酒を呑まないことがストレスになったりしないように、少しは呑む。 なんでもそうだけれど、「ほどほど」が大切だ。 どんなに大好きなことでも、「ほどほど」がいい。 いや、大好きなことだからこそ「ほどほど」に…

父親。

うちには子どもが三人いる。 どの子も同じくらいかわいくて、大切な存在だ。 池澤夏樹さんの言葉を借りれば、子どもというのは「授かりもの」ではなく「預かりもの」であり、ある時期が来るまで大切にお預かりをして、世に返さなくてはならない存在。一人前…

書痴。

せっせと本を買ってはためこんでいるぼくの姿をみて、本に興味のない友人は「うちの犬みたい」と揶揄する。せめて栗鼠と云ってもらいたいものだ。 読書家というよりも愛書家に近いぼくの場合、まるで習性のように本をためこむ。なんだってこんなに本を買う必…

ちょっと。

友人が亡くなったという知らせを受けた。 ついこの間まで、とっても元気だったのに、この世の中からいなくなる時は、いつだってあっという間だ。 こういったことは今までに何度も経験してきている。 それでもやっぱり淋しい気持ちになる。 泪が溢れる。 決っ…

こわい話。

昨日、ものすごく怖い思いをした。心の底から怖かった。しばらくの間、小さく震え続けたくらい怖かった。どんなに怖いかというと… 仕事帰り、いつものように電車に乗った。座席がいっぱいだったので、ぼくは吊り革を掴んで立ったまま本を読みはじめた。 次の…

佃 LOVES 東北。

佃 LOVES 東北@あいおい文庫はじまりました! ⇒http://ameblo.jp/t-loves-t/(最新情報!要チェック!) 「佃 LOVES 東北」は、佃から東北まで「有志のドライバーさん」の運転するトラックを走らせ、行政の支援が行き届かない地域へ、「本当に必要…

一箱の宇宙…そして、神秘。

不忍ブックストリートの「第12回 一箱古本市(詳しくはコチラ⇨しのばずくん便り)」が、4月30日(土)と5月3日(火)に開催されます。ぼくも『あいおい文庫』として4月30日のほうに出店することになりました。ドキドキ。 これまでにもお客さんとし…

読書のチカラ。

読書というのは、その日の気分で「読みたいもの」が変わる。前日の夜に仕込んでおいた本も、翌朝になると「いや、これは今日の気分にはミスマッチだな」ということがある。たとえ時間がなくとも、本の山の前にどっかと腰を下ろして、しっかりと読むべき本を…

インチキ手廻しオルガン。

インチキ手廻しオルガンミュージシャンのオグラさんが、あいおい古本市に来てくれました。 インチキ手廻しオルガン…? オグラのヒミツ オグラのofficial web site とにかくよかった。 あたたかくて、やさしくて、あたらしくて、なつかしい。 しあわせな気持…