インチキ手廻しオルガン。
インチキ手廻しオルガンミュージシャンのオグラさんが、あいおい古本市に来てくれました。
インチキ手廻しオルガン…?
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とにかくよかった。
あたたかくて、やさしくて、あたらしくて、なつかしい。
しあわせな気持ちになれる。
会場が会場だけに、戦前戦後の歌謡曲や唱歌を中心とした構成の、おとしよりにも優しいライヴ。
「一杯のコーヒーから」「旅愁」…しみじみとあたたかくって泪がこぼれた。
「唱歌でめぐる春夏秋冬の旅」というコーナーがまたよかった。最前列のど真ん中に座ったおばあちゃん(うちの入居者さんです☆)は、4曲とも全部口ずさんでいた。
曲が終わるたびにつぶやくおばあちゃんとオグラさんのやり取りがおかしかった。そんなやり取りを見ていたら、またしあわせな気持ちになった。どうやら二人はバンドを組むらしい。
ケータイで撮った写真から思い浮かんだ詩を朗読してくれる「ケータイ写真詩」もよかった。
ほのぼのとした笑いが生まれた。
きっと、この日、オグラさんのライヴを聴きに来てくれた方は、少しのあいだ忘れていた「ひとときのしあわせ」を感じることができたはず。
しあわせ…こんなところにも、ちゃんとあったね。