ハチドリのとまる場所。

大好きな本のこととか日々の考えなど、あれこれ。

ゴールデンウィーク。

今年のゴールデンウィークは二日間だけ休んだ。
どこへ行ったのかといえば、どこへも行っていない。
草野球をして、バーベキューをして、酒を呑んで、本を読んで、音楽を聴いて、映画を観て、ゴロゴロした。いつもと大してかわらない生活範囲で、大してかわらない時間を過ごし、ときどきラジオから流れる日本道路交通情報センターの渋滞情報を聞いては鼻で笑ったりしながら、ひねくれ者は大いに呑んだくれた。


ぼくは社会人になってから、ウキウキするようなゴールデンウィークというものを過ごしたことがない。というよりも、この時期になると決まって訪れるこの大型連休そのものを実体験したことがない。しかし、仮にそれを経験していたとしても、人いきれでむんむんした世の中に自ら飛び込んでいく勇気なんてぼくには持てそうもないし、どうせ出かけるのなら、なんでもない日のまんなかに、誰に気を遣うこともなくひっそりと出かけたい、とおもってしまう。とはいえ会社の都合で仕事を休まざる得ない状況にあったのならば、やっぱりもったいないから何かしよう、とおもうものなのかもしれない。


まあ、そんなこんなでこの二日間を振り返ってみておもう。
すばらしい本を2冊読み、お気に入りの曲を何度もかけて、3本の映画を(もちろん家で)連れ合いと一緒に観た。おまけにタイムリーヒットまで打って、チームは快勝。鶏をさばいて焼き鳥を作り、わいわい食べながら焼酎を一升空けた。はて?これ以上にゴールデンなことって、いったいなんなのだろう、と。